「鷹野溜大 毎日写真1999-2021」@国立国際美術館

行った日:2021/09/09
★★★☆☆

コロナのワクチン接種の会場が、国立国際美術館にめちゃくちゃ近いことに気付いて、ついでに行って来ました。
平日の昼間である上に雨だったためか、めちゃくちゃ人が少なくて、涼しい空間でゆったり見れたのがなんだか癒しになりました。

正直、写真は詳しくなく良さとかがなかなか分からない人だけれども、ちょっと癒されたいのもあって行ったので、そういう意味では目的達成できたと思います。
因みに同時開催で「Viva Video! 久保田成子展」も開催されていたけれども、ビデオなんてもっと分からないし…と思って行かなかったのだけれども、後でホームページ見たら結構面白そうだったのでちょっと後悔。

何はともあれ。以下感想です。

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感想

個人的に写真が難しいな~と思うのは、普通の人がパシャパシャ撮るのと、写真家が写真撮るのと差がよく分からないというところ。
絵画であれば、やっぱり画家となると鍛錬されただけあって、表現方法の巧みさが評価に繋がることが多い。
でも、今回の作品みたいに日常を撮った写真とか、一般の人がスマホとかで撮ったのと何が違うの…?と正直思ってしまう。写真が氾濫している現代においては特に。
もちろん、見る人が見たら違うんだろうけど、どういう視点で見たらいいのかよく分からない、というのが本音かもしれない。

ということで、本展覧会も最初の章は「ふーーーん」で終わってしまった。

でも2章くらいから、「あ、こういうのが良いのかも」と思うところがあり。
まず、2章目のところは白黒写真がメインで、ピントを外したり、光をとらえようとしていたりして、そうなると写真家が”とらえたかったこと”が分かる気がする。
素直にきれいだったし。

特に、光が差し込むカーテンだけを撮っているのがあって、それはほぼ白いんだけど、カーテンのメがうっすらと見えて、やわらかいテキスチャーが表現されているのが、なんとも美しかった。

3章目になると、展示の仕方が結構面白くて、部屋の真ん中に柱が乱立し、そこに割と小さ目の写真が展示されている。
柱をぬって見るわけだけれども、写真の森っぽくて、ちょっとワクワクしながら見れるのが良い演出だなと。

部屋の壁にも作品は並んでいて、特に東京タワーのシリーズは、写真の持つ「記録性」が表現されているのかなと思った。
どんどん建物が建って東京タワーが見えにくくなっていくのが、智恵子抄の「東京に空が無いといふ」を連想させる。

またチラシにも掲載されていた、都市と高速道路などの写真は、直線と曲線のリズムの良さがかっこよくて、多分その場にいると、排気ガスとかで決して良い環境ではなく、早く立ち去りたい所なんだろうけど、こんな造形美を形成してたんだ…と見惚れてしまった。

4章目からは写真撮影OKな部屋となる。写真の写真を撮る不思議さよ…

その中で好きだった作品たち。

特に2枚目が好き。視点の斬新さというか、不思議な世界を醸し出してる。

これは写真が、というより展示がかっこよくて。

写真撮るのがめちゃくちゃ難しかったやつ。
よく分かりにくいけれども、水に濡れた地面。まだちょっと雨が降っているのか波紋がある。それが影と光とできれいな世界分割されているんだけど、地面の繋がっている感もあって、これも不思議な世界観だった。

これも写真撮るのが難しく…
この白いチラチラしたのが雪のようだけれども、実際は地面の小石で、その錯覚が面白い。

続いて5章。

6章に繋がるような作品たちだった。

最後の6章は、「欲望の部屋」と呼ばれるライブ・インスタレーション。
丁度タイミングよく参加ができた。

部屋に入ると赤い光に包まれていて、ストロボがたかれると影が壁に残るというもの。

左から2番目が私なんだけど、微妙なポーズをしている内にストロボがたかれてしまったという図。

ということで、「写真のことはよくわからない~」と言いつつ、なんやかんや楽しんだのでした。

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チラシ&作品一覧

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