「キモノ・ア・ラ・モード」@髙島屋史料館企画展示室

行った日:2021/12/11
★★★★☆
本日のBest:着尺 呼び鈴

感想

着物仲間の友人が見つけてくれた展覧会。

初めての髙島屋史料館。髙島屋のデパートからちょっと離れた髙島屋東別館にあった。
別館といっても随分と立派な建物だなーと思ってたら、昭和初期に松坂屋大阪店に建てられた歴史的建造物ということで、今年、国の重要文化財に指定されたそうな。

展覧会はというと…
これで無料でいいの!???!??と叫びたいくらい、こじんまりながら素敵だった!!!

入った途端から「かわいいー------」の絶叫(といってももちろん小さな声)の連続。

内容は、高島屋にかつてあった「百選展」という呉服催事で披露されていた着物の数々。正確には仕立て上がってないものばかりなので、反物の数々。
「百選展」は大正2年から平成6年(途中、戦時中は休止)まで開催されていた催事らしい。

今回展示されていたのは昭和20年代後半からの着物で、今流行りの(?)明治・大正期のアンティーク着物よりも後のものではあるものの、今見ても斬新なデザインばかりですっごく楽しかった。
今の着物は上品さを求めてる感があるけれども、やはり当時は着物で「ファッション」を楽しんでたんだなーという感じ。

展示物は写真撮ってOKだったので、ばしゃばしゃ撮りまくったので、その一部を…

本日のBest。色が好きだし、チェック柄という、ある意味平凡な柄が平凡じゃなくなってるところが「素敵!」ってなった。
モダンに感じる色の組み合わせに、白い線が入る珍しさ。帯の組み合わせは個人的にあんまり好きじゃないけれども、この着物、欲しいなー

チラシがまたかっこいいんだ!着物関連の冊子にエジプトの図柄を選ぶ?そういう斬新さもかっこいい。

右二つはカンディンスキーの絵っぽいのがまた素敵。

上の2つの写真は、とっても小さいトルソーに着付けたもの。なんでも京都女子大学の学生さんが、戦前の百選会の資料から、柄を縮小して生地にプリント、それを着物に仕立てたそうな。小ささもあいまってめちゃくちゃ可愛かった。

髙島屋自体の歴史についての展示もあったけれども、そちらは一部のみ写真OK。
その中に、この史料館の入っている建物の、当時からのエレベーターも写真撮影してよいということだったので、もちろん撮った。

かっこいーー扉部分が実際にどんな感じだったのか気になるところではあるけど、上の装飾がかっこいいよなー
デザインが洋風なのに「上リ」「下リ」って日本語なのもツボ。

いや~~~非常に堪能しましたー--

展示室を出ると、展示されていた着物の人気投票があったので投票してきた。
結果は後日、Twitterにあがるらしい。もう何に投票したのか忘れちゃったけど…

あと大きなパネルがあって、タカシマヤアーカイブスの内容が見れて、好きなもの3つ選ぶとそれについての説明付きでプリントアウトしてくれた。

さすが髙島屋というくらいの、おもてなし精神が随所にみられる展覧会で、無料でこんな堪能させてくれてありがとうございます、って感じだった。

ちらし&展示一覧

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