黄金の羅針盤はオーロラ:Philip Pullman “Northern Lights”

三月に公開される映画に先駆けて、原作本を読みました、黄金の羅針盤。

実は、渡英して初めて買って読んだ本が、このライラシリーズだったので、めちゃくちゃ思い入れがある分、映画が楽しみなんですが・・・ なんで二月なんだ!!?? イギリスでは12月だよ! てか、映画の内容的に12月公開映画っぽいよな。いかにも

そして、日本語では「黄金の羅針盤」だし、多分アメリカ版でも”The Golden Compass”というのですが、本場イギリスでは”Northern Lights”といいます。

ここで声高らかに言いたい。何故?なぜ、映画タイトルも日本語訳もアメリカを基準にしているのか、と!! 作者のPhilip Pullmanはイギリス人なのにーーーーーー!!!

と、イギリスびいきの私としてはちょいと、怒りが・・・・・

それはそうと、話の本筋は覚えていれども、細かなところをすっかり忘れた私は、読み直し、ということをやってみたのですが・・・  ええ、結構忘れてましたね・・・・

この人って実は○○だったよね~というようなところは覚えていたけれども、大体において、Dustがなんなのか、これっぽっちも覚えておりませんでしたよ!

そして、映画のトレーラーを見たせいか、頭の中に浮かびくる映像のキャストは、あの人たち。キャスト的に問題ないからいいけど、すぐに影響を受けてしまう想像力が悲しいわ~

そして何度読んでも面白かった!(話の細かなところを忘れていたからではなくて) 正直、ハリーポッターより面白いと思われます。というか、ハリーポッターは細かな設定が面白かったけれども、筋は大して・・・という感じだったのに対して、これは筋も面白いわ、状況設定も面白いのでした。

しかも、うじうじ、その行動には共感の持てない、すぐ怒る短気なハリーに比べて、ちょっとこまっしゃくれていて、やんちゃで、なんかひどく応援したくなってしまうライラ、となると主人公の魅力という点でも、ライラの方が面白い。ま、脇役に関してはハリーポッターに一票って感じですがね(双子大好き)。

ちなみに、一巻の中で好きなキャラはジョーダンカレッジのマスター(ライラへの愛情が篤い)とIorekでした。あ、叔父さんの執事もいいかな。

さー ぐんぐん読んでしまうぞー!といった感じです。
そうそう、映画のHPを見ていたら、自分のdaemon(字がない!)を判定!というコーナーがあったので、早速やってしまった。曰く、私のdaemonの名前はOlinでocelotらしい。やった、猫好き!

ライラの運命を忘れないようにメモメモ;
ジョーダンカレッジのマスター言

“Lyra has a part to play in all this, and a major one. The irony is that she must do it all without realizing what she’s doing……”
“……she will be the betrayer, and the experience will be terrible. She mustn’t know that, of course……”

Serafina Pekkala言

“…… she is destined to bring about the end of destiny. But she must do so without knowing what she is doing, as if it were her nature and not her destiny to do it. If she’s told what she must do, it will all fail; death will sweep through all the worlds; it will be the triumph of despair, for ever. The universes will all become nothing more than interlocking machines, blind and empty of thought, feeling, life…”

マスターがいう、裏切りって、一巻の終わりのあの裏切りを言うのだろうか?それとも、もっと大きな裏切りが待ち受けてるのだろうか・・?忘れてしまった・・

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