継続は力なりって感じですよね:岡田斗司夫「いつまでもデブと思うなよ」

ずっと前から手元にあったのに、なかなか読まなかったのがこの本、「いつまでもデブと思うなよ」でした。

レコーディングダイエットのことね、と思いながら、本を読む気もなく、ついでに読んでもいないのに、やってみて挫折をして、何ヶ月も経った今、改めて読んでみたのでした。それを読んで、こりゃ続かなかったわけだ!と気付かされました(当たり前か)。心得をきちんと読まない限りダイエットの準備ができず、段階の説明を聞かないと続かないわけです。

ということで、まとめ

1) 助走;①体重を毎日計る②口に入れたものすべてをメモする③ガマンしない(p105)

この段階では、まず自分がどんなものを食べているのかを徹底的に調べるのを目的とする

2) 離陸;①体重・体脂肪率を毎日計る②口に入れたものをすべてメモし、カロリーを計算する③どうやれば総カロリー数を減らせるか想像してみる。

でもガマンはしない(p118)

これも知るのが目的。助走をきちんと経験して「もういいや」と思ったときに始める。ここに出ている、カロリー計算お役立ちサイトをメモっとくと;

<自炊>
イートスマートのサイト(http://www.eatsmart.jp/do/search/go)
しらはせのサイト(http://www.dance.ne.jp/~sirahase/dish/kcal/calorie_table01.html)

<外食>
ものぐさ主婦の外食カロリーチェック(http://i.kcal.fc2web.com/)

<両方に>
摂取カロリー・消費カロリー大辞典(http://muuum.com/calorie/index.html) (p116)

3) 上昇;①体重・体脂肪率を毎日計り、口に入れたすべてのものをメモし、カロリーを計算する②一日の摂取カロリーを年齢・性別にあわせて決め、それを守る③食べ過ぎても後悔や反省はせず、翌日からのフォローで切り抜ける④毎日、水を二リットル飲む(p140)

好きなものがカロリー高のものでも、全部食べずにすることによって、食べつつもカロリーを抑える、という形式

4) 巡航;①七五日目あたりに体調の変化がある②体重や体脂肪は脈動的に変化する③停滞期にはいろんなダイエット法を併用して乗り切ろう④豆乳野菜ジュースはオススメ

この時期になると、体の自然な原理によって、飢餓感に襲われたり、体重が思ったより減らなかったりするらしい。気分までも下降し鬱気味に…。そこで一番いいのが(そしてここがレコーディングダイエットのメリットの一つだろうけど)、今までの記録をみること

 人間、他人は案外簡単に裏切れる。しかし、がんばってきた自分の実績を裏切ることは、そう簡単にできるものではない。…(中略)…

 ほら、ゲームで保存していたデータが消えてしまったときの、衝撃や落胆を思い出してほしい。たかが「遊び」なのにあれだけショックを受けるのは、人間というのは「今までの自分の努力や時間が無駄になる」ことを何よりも怖れ嫌う生物である証拠だ。

…(中略)…

そういう時に、いままでの記録を見ると、「もったいなくてやめられない」という気分になるのだ。

あとユニークで面白かったのが、体脂肪重量をはかる、というものでした。それは体重×体脂肪率で出すもので、確かに、分かりやすい。

あとは、この停滞期に色々やってみると良いらしい(体が順応していないダイエット方で、体を驚かすと、減ったりするらしい)。その中であげているのが、豆乳野菜ジュースダイエットで、これは豆乳200cc、野菜ジュース200ccを混ぜて、朝食で食べる、というもの。

5) 再加速;①食べ物の好みの変化に気をつけよう②「満腹」や「ちょうどいい」の直前、「まだちょっと足りない」で食事をやめよう③「○○が食べたい!」という欲望ではなく、「○○を欲しがっているな」というからだの欲求を自覚しよう(p182)

6) 軌道到達でダイエットの終わり

ダイエットの指南書として、この先重宝しそうな本だけれども、それと同時に、普通の本としても面白かったです。

なんだか成功者の本というか、伝記(というとちょっと大げさかもしれないけれども)というか、ある人物が(ここでは岡田さんが)どんどんと成功していく(ここではやせていく)のを読むのは爽快というか。

ということで、今日からレコーディングダイエットをしようと決意したのでした。

(岡田斗司夫 「いつまでもデブと思うなよ」 新潮新書 2007年)

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