Renesmeeってネーミングのセンスが悪すぎる:Stephenie Meyer “Breaking Dawn”


めでたしめでたしで終わるはずなのに、この長さはなんだろう…と思いつつ読んだ最終巻。
まぁ最後まで色々ありましただ。

Edwardとベラは、ベラが人間のまま結婚式を挙げる。
Jacobの乱入があったりするものの、滞りなくハネムーンにブラジルへと旅発つ。
そこで初夜を迎えたりなどなどのイベントがあり、あんなに嫌がっていた大学にも行こうという気になったところ…ベラは急に体調が悪くなり、妊娠したことに気付く。
慌てたEdwardは、ベラから”that thing”を取るために帰途につくのだった。

初めてのベラの目線以外となり、Jacob目線となる。
ベラの父親・チャーリーが落ち込んでいるというニュースを聞く。なんでもハネムーン先でベラが体調不良になり、面会謝絶だというのだ。
吸血鬼が何かしたに違いない!と怒り狂ったJacobはEdward一家の元へ駆けつける。
そこには憔悴したEdwardがいて、Jacobにベラを説得して欲しいと頼む。
なんとベラは妊娠しており、人間と吸血鬼のあいの子であるため、ベラの体調は著しく悪くなっているというのだ。
CarlisleやEdward達が堕胎させようとしているのに、Rosalieと結託してベラは拒絶しているというのだ。

ベラのプランは、産む時に死んでしまうだろうが、その時に吸血鬼にしてもらうというものだった。
もちろんそのプラン通りにいくのだが、そこで本の前半は終わる。

一体このぶっとさは何故に?と思っていると、吸血鬼の戦いが始まるのだった。
吸血鬼の世界では、幼児を吸血鬼にするのはタブーとされていた。
ベラの子供を見た、事情の知らない吸血鬼が勘違いをしてしまい、イタリアに住む吸血鬼のドンに密告する。
それに対抗するため、沢山の吸血鬼を呼んできて証人となってもらう。

まぁ、結果は言わずもがな。ハッピーエンドでした。
そんな大変なお話だけれども、一番印象的だったのが、Jacobがベラの子供にinprintしてしまうシーン。
いくら将来が見えたとしても、生まれたての赤ちゃんにinprintしちゃうなんてキモすぎる……。
Jacobが報われないからってそれはないんじゃないですか、と作者に言いたい。
なにはともあれ、長いシリーズを読み終えて達成感は並大抵じゃない。


Stephenie Meyer “Breaking Dawn”, 2008, Atom

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