まつげのエクステ話を読んだ次の日に同期がエクステまつげしてきてた!:桜庭一樹「桜庭一樹日記 BLACK AND WHITE」

読書友達が前々から「桜庭一樹のエッセイ面白いよー 三浦しをんのエッセイが好きなら好きだと思う」と言っていたので、気になっていた。

ということで、時系列に読もう!と「桜庭一樹日記」を読んでみた。

どうやらラノベの作家さんらしく、エッセイの文体もそんな感じで、三浦しをんさんとは大分違う。
ま、くだけた感じと、自分のダメな生活(飲んだくれてたりダラダラしてたり)を惜しげもなくセキララに綴られているのは同じだけれども。

三浦しをん女史の「ビロウな話で恐縮です日記」を読みながら、「桜庭一樹日記」を読んでみたけど、同じWebエッセイという媒体だし、それ故にくだけた文章に、中身も日常の結構どうでもいいこと、と書く題材も同じなのに、こうも印象が違うとは不思議だー
もちろん、生活内容が結構違いますがね。ちなみに桜庭女史は仕事して飲んで本読んでDVD観てCD聞いて空手してました。

あ 別にラノベはしょせん“ライト”ノベルよ~という趣旨なことを言っているわけではありません。悪しからず。
確かに、私はライトノベルを本当にちょっとしか読んだことがないけれど、それは「私は文学しか読みませんの」って思ってるからではなく、本当に本当にラノベの文章に馴染みがなくて読みにくいからなのです。ラノベっていわゆる“一般小説”とは違う様相の文体じゃありません?
うーん どこがどう違うかとか、どこがどう苦手とかはうまく説明できないけど・・・

あ!別にこれはラノベ小説家だからってわけじゃないかもしれないけど、

 むぅぅ~~という感じも。あり。ます。がー!

p89

っていう書き方、いいなぁ~
話は小さく脱線してしまったが、とにかく友達が言うように“三浦しをんと同じ”ってわけにはいかなかった。うん、ちょっと読むのが難しかったな。

でもちょっとすごいな~かっこいいな~と思ったのが、「小説家という職業を一言でいうとどんな仕事だと思いますか?」という質問に;

 いたこ。もしくは、みんなわかってるけどまだ名前がないものをみつけては、みつけては、名づけていくお仕事。

p232

という答えていたところ。

読みにくいとこぼしてしまったが、沢山本を読んでいらっしゃるみたいなので、読書日記を読んでみたいと思う。

(桜庭一樹 「桜庭一樹日記 BLACK AND WHITE」 平成18年 富士見書房)

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