イシュタルって「天は赤い河のほとり」の夕梨もイシュタルとして崇められてなかったっけ?:高橋克彦 「竜の柩3 神の星編」


「竜の柩2」のレビューを書き終わった直後に3巻を読み終わってしまった。
1日で読み終わったよ!!
これまで古代史・神話が実は宇宙人による支配史だった、という話から一転して、本当にSFチックになる。
虹人達を乗せた宇宙船は得体の知れない所でで着陸する。
身体の感じといい、どうやら長い時間が経ったようだった。虹人たちが外に出てみると、人間とよく似た姿をした宇宙人たちが現れ、捕えられてしまう。
言語はまったく通じないようだが、どうやらシュメール語を使っているようだ。
そして次第に分かってきたのが、どうやら戦争が繰り広げられていること。そして捕えた軍は、虹人たちの目的となる龍の一族ではなく、その敵の牡牛の一族のようであった。
彼等もかつての地球のようにエイリアンを神として奉っており、若い将校が神とコンタクトをとりつつ戦を繰り広げているようなのだ。

龍の一族に会わんがために、虹人たちは牡牛の一族が脱出を図る。
その際に成り行きで、彼等を崇めていた神=エイランを殺してしまい、ついでに将校を人質に、宇宙船に乗って逃亡するのだった。

その時に、戦の中で東が助けた男の子と一緒に逃げるのだが(というか宇宙船の操縦をその子がしてくれる)、なんとその子は国の王子だったのだ。
ついに虹人たちはイシュタル=エイリアンと対面することなる。
そこで知ったのが、虹人たちが現在いる所こそ、4000年前の地球であったのだった!
エイリアンたちが自分達の未来を知るために、宇宙船を未来に送り、人物を連れてくるようにプログラミングしていたというのだった。

ということで、私の予想は半分あたっていたけど、半分違ったのだね…… 違う星だと思っていたよ。
この調子で四巻も読むか!


高橋克彦 「竜の柩3 神の星編」 平成9年 祥伝社

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